連載◆ノマアキコ「続・さくらじまBENBEN日記」第11回「行って見て感じてBENBEN」

 
 
あのね……
2日間かけて書いた原稿の下書きをね……
なんと消してしまってね………
今これ書いてるの2回目だよ〜〜〜〜〜〜〜（泣）。
まじでへこみました。。。
 
そんなわけで
っっっしゃーーー気合い入れて今月もいくよーーーーー!!!（やけくそ）
 
や〜しかしやっと寒くなってきましたね〜。
鹿児島は11月中旬くらいまで昼間は半袖でいけるくらい暑かった!!
この桜島の写真撮った日も暑くて海で遊んでたら（さすがに水には入ってないよ。笑）
運良く種子島から発射したロケットが見れました〜！
今年2回目!!
ラッキー♪
 
さて今月のBENBENはとにもかくにも東北ライヴハウス大作戦ツアーっしょ!!!
【BOO FOO WOO girls meets 東北ライヴハウス大作戦!!】と題してBUGY CRAXONE、Drop’s中野ミホちゃんとまわってきました。
 

 
東北ライヴハウス大作戦の存在を知ったときからずっと行きたかった宮古、大船渡、石巻。
震災の2日後に自分の出産があって新しい生活にてんやわんやだったのと、GO!GO!7188も解散する、しないって時だったんで動けず。
1人じゃ何もできねーなーと思い知り1年くらいベースから離れるも、でもやっぱベース弾きたい、バンドしたい、鹿児島とゆう地方に住みながら全国に発信できるような活動がしたいって思うようになって。
そんな時kemeと再会してバンドやりたいんだよね〜って話したらトーキョーキラーに誘ってくれて、その後yokoちゃんがピギバンに誘ってくれて……。
そのとき真っ先に思ったのが「やっと東北に行ける！」ってことでした。
ほんとはリリースしてから……、と思っていたんだけど、東北ライヴハウス大作戦の本が出てそれ読んだら「つべこべ言ってないで今すぐ行かなきゃーーー!!」って思ってすぐさま2人に相談。
yokoもkemeも「行きたいです!やりましょう!!」と即答してくれて実現しました。
 
それでは3日間を振り返ってみましょ〜〜〜
 
初日は宮古。
前日に快速リアス宮古行きとゆう1両編成の激アツな汽車で宮古入りしたピギバンさん。
 
この日はyokoちゃん30歳のバースデーだったので着いてすぐ、居酒屋押さえてそこにサプライズでケーキを準備する、、とゆうミッションをこなすも、配達してくれたケーキ屋のおじちゃんが「お待たせしました〜〜〜!!!」つってそのまま座敷に持って来てくれちゃったのでサプライズならず。。。チーン。。。
ちゃんとお店の人にこっそり渡してくださいって言ったのにぃぃぃいいい（笑）!!!
ま、喜んでくれたしケーキ美味しかったんでよかったってことで、、、
 

 
その後は宮古COUNTER ACTIONのオーナー太田さんの焼き肉屋さんでおいしーーーーいお肉をいいただきまして♡
まだライヴもしてないのに身も心も大満足になった前乗りでした。笑
次の日は朝からCOUNTER ACTIONのスタッフのみなさんに街を案内してもらいました。
最初に連れてってもらったのが浄土ヶ浜ってキレイな海で、船に乗せてくれるから!といきなりライフジャケットとかっぱえびせんを渡され写真を撮って船へ。
 

 
気づいたらあれ!? 完全に観光（笑）!!!
こんなはずじゃなかったけど、、、ま、いっか〜〜〜（笑）。
かっぱえびせんを投げると寄ってくるウミネコちゃん達。
ドラムの高橋さん、いいコラボレーションしてました（笑）。
 

 
もちろん震災の爪痕も見てきましたよ。
観光した浄土ヶ浜ももちろんそうだし、田老町の観光ホテルや流されず残った昭和の津波、明治の津波の高さを表す看板。
 

 

 
そのさらに8メートル上が今回だったんだよ、とか。
誰もこれを超えてくるとは思ってなかったスーパー堤防の後とか。
 

 
津波、大きいのが2、3回きたんだと思ってたんだけど、一晩中津波だったって聞いて想像つかなかった。
話しを聞いてて言葉も出ないし、写真撮る時もどんな顔していいかわかんない。
今までTVからの情報でしかなかったことを実感している。
まさにそんな感じでした。
 
 
COUNTER ACTIONはとてもりっぱな建物で雰囲気もすごくよかった!!
 

 
でも何より人がいい!!!
数人だけど、あたしが会った宮古の人はよく笑うし、滝川クリステルなんか目じゃない程おもてなし精神ハンパなくてあったかい人達でした。
 

 
ライヴは、、、初日ってのと、ずっと来たかった気持ちがありあまりすぎてぶっ飛ばし気味（汗）。
経験を重ねてもやっぱり初日はこうなのね〜ん（苦笑）。。
 
2日目は大船渡FREAKS。
 

 
海沿いの道を景色を見ながら移動。
地盤沈下した所のかさ上げで土の山が至る所にありました。
この日は本番前にFREAKSのちばさんに街を案内してもらいました。
景色で言ったらここが一番すごかった。
陸前高田は街が一つすっぽりなくなっていて、ほんとにここに家や商業施設があって人が暮らしてたの?? って思うくらい何もありませんでした。
写真を撮ろうとするけど、ほんとに何もないからiPhoneのカメラじゃフレームに収まらないし全く伝わらない。
なのでこの日はしっかり目で見ようと思いました。
かろうじて撮ったのは奇跡の1本松。
 

 
約70,000本あった松が全部流されて残った1本。
こんな景色を見るとほんとオリンピックとかやってる場合じゃないよって思うよなぁ。
 
 
大船渡FREAKSは仮設の商店街の中にある仮設の建物。
なので大きい音が出せずこの日はアコースティックライヴ。
仮設と言ってもラコスバーガーとゆうカフェと一緒になっててオシャレですんごい居心地よくて雰囲気さいこー!!
ハンドドリップで入れてくれるコーヒーが美味しかったよ♡
 

 
BUGYもアコースティックライヴめっっっちゃよくて、中野ミホちゃんもライヴハウスとはまた違った雰囲気でよすぎて、お酒すんごいガマンしました（笑）。
自分の本番終わってそのままカウンター直行して大至急ハイボール!! 頼んだわい（笑）。
この日は店長さんが外で焼いてくれたさんまを頂きました。
お刺身もおいしかった〜〜〜♡
ちゃんと毎日その土地の美味しいものは外さないピギバンさんです。
 

 

 
最終日は石巻BLUE RESISTANCE。
この時点ですっかり東北大好きになっていたピギバンさん。
来年も絶対こよ〜〜〜!! なんて言いながら石巻到着。
石巻は、GO!GO!7188 で新潟の震災の時の義援金を持って行く時にアテンドしてくれた金田真須美さんに街を案内してもらいました。
真須美さんは阪神淡路大震災で自身も被災してから20年「すたあと長田」とゆう支援活動グループをされていて、今は「チーム神戸」として石巻でいろんな支援活動をしている方。
豪快でパンチがあって優しくて、、、大好きな人!!
久しぶりすぎる再会を喜んでから、沿岸部が一望できる日和山ってとこに登って景色を見たり、
真須美さんの家に保管してある流された日用品を見たり、今の被災地の人達の様子を聞いたりしてきました。
 

 
石巻BLUE RESISTANCEもいい空気感のライヴハウス。
 

 
目の前の建物に津波の高さが書いてありました。
 

 

 
最終日のこの日は仙台や東京からもお客さんが来てくれてうれしかった！
 
大船渡、石巻はセッションもやったりなんかして。
ブージーユキちゃんと中野ミホちゃんとyokoちゃんが3人並んで歌う浅川マキさんの「ちっちゃな時から」は渋くておもしろかったな〜（笑）！
 
今回のツアー、1番うれしかったのは一緒に回ったBUGY CRAXONE、Dro’ps中野ミホちゃん、そしてピギバンメンバー、スタッフみんなが東北ほんとに来てよかった!! と言ってくれたこと。
このツアーがきっかけになって初めて東北に来たお客さんがいたこと。
 
そして願わくば、次のツアーはまたそれぞれのバンドが東北に行ったことがないバンドを誘ってツアーをして、そのバンドのお客さんで初めて東北に行く人がいて、でまたそのバンドが違う仲間を誘ってツアーして、、、って東北ライヴハウス大作戦を知るきっかけがどんどん増えていくといいなぁ！って思います。
一人の力は微々たるもんですがね、繋がって大きくして行けたらいいよね、と思うのです。
 
東北に行って思ったのは、やっぱり自分で足を運んで自分の目で見て感じること。
その土地の人と目を合わせて言葉を交わすこと。
これに尽きるなぁってこと。
想像することも大事だけど、百聞は一見に如かず。
これって東北のことだけでなく、日常のささいなことにも繋がることだと思うんです。
誰かのそんな経験のきっかけに、PIGGY BANKSが、BUGY CRAXONEが、Drop’sが、音楽が、なればいいなぁと思います。
 
さてピギバンさんは12月1日から初のレコーディング‼︎
春くらいに出す予定ですよ！
いいアルバム作って、もっともっとたくさんの人に聴いてもらえるようなバンドになってまた来年東北におじゃまんぼーしたいと思います！
 
てなわけで、これにてBOO FOO WOO girls meets東北ライヴハウス大作戦ツアーしゅーりょー‼︎
ありがとございましたー！！！
 

 
 
 
 

◇◇◇今月の「さつまの小踊り」◆◆◆

 
先月紹介した人性補欠と、イレブンサーティエイトに所属＆リリースが決定したBACKSKiDとゆう鹿児島に住みながら全国で活動している2つのバンドが鹿児島でフェス「YES FUTURE！ 2016」を立ち上げることになったそうな!!
地元バンド、東京からのバンド、ごちゃまぜのお祭り騒ぎ。
鹿児島でバンド主体のフェスは初めてなんじゃないかなぁ。
 
開催告知があった2日後くらいに、ライヴハウスでフェスのフライヤーを配る彼らに遭遇。
もうみんな目がキラキラキラリン丸で（笑）、
楽しそうで希望に満ち溢れていてこっちまでわくわくしました。
 
で、わくわくついでにフェス開催までの3ヶ月間、さつまの小踊りは「YES FUTURE！2016」を追いかけようと思います！
来月は……、
人性補欠とBACKSKiDとあたくしで対談したいと思いまーす。
 
あたくし初のインタビュー文字起こし！
できるのか⁉︎
書けるのか⁉︎
 
その辺も含めて楽しみにしててくださーい！
 
では、今月も最後まで読んでくれてありがとBENBEN。