こんにちは、藤田竜史です。
YUMECO RECORDS連載【夢力】と書いて“ムヂカラ”、第8回目の投稿です。
もう一度、夢の力やエネルギーを信じるべき時代になりました。
何か一つのことを“こうでありたい”と信じる力。
うつくしいものを“うつくしい”と追い求め続けるエネルギー。
それは感動を生み出すコア。つまりは価値の始まり。
どんなにちいさな灯りでも、そこに価値を与えるアイデアと愛情。
そんな共振する【夢力】を持った人たちに焦点を当ててお届けするヒューマンストーリーコラム。
長きに渡り柏のライブハウスシーンやバンド達の音響を支えてきたライブエンジニア南部一樹さんに焦点を当ててお送りします。
藤田のバンド創成期からずっとPAエンジニアとして成長を見届けてくださっている南部さん。
広島出身、同郷のユニコーンやジュンスカに憧れて上京し
まさに今そのメンバー達の活動を支えるリアル夢叶えた男、南部さんに話を伺います。
ビール大好き南部さんがみんな大好きです。
ホタバンの3人と南部さん！
南部さんが柏に立ち上げたお好み焼き屋「じゃけん楼」の前で
南部一樹氏プロフィール
広島出身。
柏DOMe、その昔は南柏ドランカーズスタジアムのオーナー。
現在は、JUN SKY WALKER(S)をはじめ寺岡呼人氏や宮田和弥氏、磯貝サイモン氏、BACK-ONのライブサウンドエンジニアも務める。
Q.幼い頃、一番最初に描いた夢はなんですか？ またそのきっかけはなんですか？
A.大工さんに憧れていた。
理由は子供の頃に丁度家を新築中で大工さんが毎日来てくれて遊んでくれたから。
Q.夢は見るものだと思いますか？ 叶えるものだと思いますか？
A.夢＝目標。
Q.近い未来、もし夢が買えるようになって寝る前とかに手軽に選べるようなシステムが出来たらどんな夢を買いたいですか？
A.METALLICAとTHE EAGLESのPAがやりたいです。
金で夢を買ってPAやってギャラをもらう。
Q.今、あなたの一番の夢はなんですか？
A.老後に広島に帰って幸せの中で死んでいく事。
Q.柏という街で南部さんが活動していく中で最終的にたどり着きたいビジョンや野望はありますか？
A.「柏で！」という意気込みは敢えて無い。
ただ好きな仲間と先輩と後輩と知り合いといつもポジティブな話題で夢を語りながら笑顔で過ごしたいです。
それがたまたま今は柏なだけです。
敬う心。
先輩後輩関係なく、
南部さんはいつも豪快な笑い声と確かなサウンドで
僕たちに、リスペクトをくれます。
ライブハウス柏DOMe、そして併設するスタジオDUGOUTを構え、
今もまだこの街のあたらしい音楽シーン形成に一役買いながら、自身の仕事は一線で活躍すること。
それはとても容易ではない。
けどいつも南部さんはさらっと言いのけます。
「竜史、楽しいからいいんよ。求められたら全力でやるんよ。」
そんな声が聴こえてくるな。
多くを語ることはなく、着実に自分の夢を叶え、繋げていく彼の静かな姿にぼくは
“敬意”を覚えます。
「今日良かったよ」
ライブが終わってこう言われるとうれしい。
決して嘘を言わない人だから。
10代の頃からもう何年も、一番リアルなところでぼくの歌を聴いてきてくれたとても貴重な存在です。
一昔前ぼくは大切なワンマンライブの時、南部さんにエンジニアをお願いする、もう当然にその流れだったのだけど、
若さが故、当時のチームのヘッドたちが推薦したエンジニアさんを断ることができなかった。
「ぼくは南部さんで歌いたい」そう主張し切れなかった苦い想い出があります。
だから今はちゃんと果たしたい夢がある、
あの時よりもっと大きな場所で、
南部さんにぼくの声をでっかく出してもらいたい夢が。
脈々と育てられてきた、確かなリスペクトの上で。
これからも続く互いの切磋琢磨のてっぺんで。
南部一樹さん、ついに40歳の誕生日ということで（わりと見えない）
9月は柏DOMeにてバースデーイベントウィーク。
ぼくはバンド歴を股にかけて2回出演します。
RAVE、そしてホタルライトヒルズバンド。
全力でお祝いするぞ。
以下、南部さんの意気込み、そして現在の心境です。
この10年で自分、ライブハウス業界、音楽業界と云わず日本全体大きく変化がありました…。
振り返ると、まずは大きな資金を手に入れ、夢を抱き独立。
そして仲間の起こした愛の逃避行→逃亡。軌道に乗りかけていた時の大地震。思いがけず南柏から柏へ移転。
と波乱に満ち溢れた10年でしたが、それと並行して関わってきたバンド、仲間たちが次々と各方面で結果を残していると思います。
どの業界でも言えることだけど粘り強く続けてやっていれば当然の結果とも言えます。
ライブハウスをやり続ける理由をいつも自問自答しますがライブハウスは出会いの場であるべきだと思い運営しています。
そんな出会いの場で知り合ってくれたバンドマン達。特に関わりの深かったバンドに今回出演依頼をしました。
確実に次世代のバンドマンは先輩たちの魂を受け継いで、柏発のバンド、アーティストは出てきていると思います。
あえてベテラン（？）のライブを若いアーティストに観てもらいたかったというのがあります。
そして、限定復活組にオファーしたのはお客さんにもう一度ライブハウスに足を運んでもらいたいという気持ちからです。
次々と世代交代して新しいバンドが来る。
しかし、前から関わってきた古株と言える人たちも、解散してしまったバンドメンバーたちも
今でもDOMe（exドランカーズスタジアム）というライブハウスがあるからこそ再会できる→自分もやる気出る！そんな感じよ！
「竜史、シロツメクサが聞きたいんよ。」
前身バンドRAVEで10代の頃よく演奏していた懐かしいナンバーです。
久しぶりのリハーサルに入り、思い出したり確かめたりしながらあーだこーだやっていたら
なんと溢れて溢れて新曲が出来てしまいました。
南部さんへの愛も込めて、この歌詞で今回は締め括りたいと思います。
RAVE、5年ぶりの新曲です（笑）。
「フレンズ」
こんな時間にどこへ行くの？何も言わず飛び出した
明日の朝には雨が止むの お気に入りの傘を畳んだら
Oh my friends
君の中に今もまだ僕らは生きているの？
Oh my friends
空の彼方 置いてきた言葉はうまく思い出せないけど
あの日の約束はどこへ行くの？ 何を想うの
元も子もないの
明日のことなんてわからないの だから今日だけはこう言うよ
Oh my friends
いつかぼくら波のように彼方へ 運ばれても
Oh my friends
空の彼方 置いてきた答えは今も
Oh my friends
君の中に今もまだ僕らは生きているの？
Oh my friends
空の彼方 置いてきた言葉はうまく思い出せないけど
先日の飲み会での一コマ。
憧れの呼人さんと南部さんの話ができていろいろと幸せでした。
◎今月の夢歌詞・名曲選◎
毎月、藤田が厳選した夢にまつわる名歌詞をご紹介！
JUN SKY WALKER(S)「さらば愛しき危険たちよ」
さらば愛しき危険たちよ 夜のポケットでキスをした
輝いてた星屑たちと 夜明けまで踊ってた
ジュンスカの大名曲。
うつくしすぎる青春の一コマを描いたこの歌詞。
やがてぼくたちは大人になるけど、
大人になった今だからこそはっきり見える幼い頃の輝きが
いつでも夢と生きて行くエネルギーをくれるんです。
ホタバン、2015ツアー決定しました‼
【ホタバンが咲く！〜hello your messenger TOUR 2015-2016〜】
11月14日（土）「ホタバンと荒ケン！〜胸キュンポップ頂上決戦名勝負2015〜」柏DOMe
11月19日（木）池下CLUB UPSET
11月20日（金）広島Cave-Be
11月22日（日）福岡Queblick
11月26日（木）渋谷Star lounge
12月9日（日）「ホタバンの東京ワンマン2015 〜We are messengers〜」渋谷La.mama
《10月の演奏日程》
10月12日（月・祝）MINAMI WHEEL 2015（ホタバン）
10月22日（木）下北沢laguna w/岡山健二（ex.andymori）、内村イタル（ソロ）
10月26日（月）「ニューアルバム宇宙最速先行試聴会」柏Café Line（ホタバン）
藤田竜史/フジタ・リュウジ●ホタルライトヒルズバンドのボーカル。大阪出身柏育ちの1985boy。水瓶座O型。柏MUSIC SUN実行委員代表 / hotal light soundsプロデュース(赤色のグリッター/浮遊感チエ/polly)。
ホタルライトヒルズバンドHP http://hotaban.com
藤田竜史ソロHP http://edamamekumajiro.wix.com/ryujifujita
