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こんにちは、藤田竜史です。
YUMECO RECORDS連載【夢力】と書いて“ムヂカラ”、第4回目の投稿です。
もう一度、夢の力やエネルギーを信じるべき時代になりました。
何か一つのことを“こうでありたい”と信じる力。
うつくしいものを“うつくしい”と追い求め続けるエネルギー。
それは感動を生み出すコア。つまりは価値の始まり。
どんなにちいさな灯りでも、そこに価値を与えるアイデアと愛情。
そんな共振する【夢力】を持った人たちに焦点を当ててお届けするヒューマンストーリーコラム。
第4回目に織り成す“夢力人(ムヂカラビト)”は、番外編。
ズバリ私、藤田竜史です。
 
2015年5月17日。
第2回目となる音楽フェス、柏MUSIC SUNが開催されました。
千葉の柏を舞台に総勢43組のアーティストが集い、素晴らしいライブが繰り広げられたのです。
ぼくはこのフェスティバルの実行委員長を担当しております。
アーティスト・スタッフ・実行委員会・街で暮らす人々。
全員を巻き込んでひとつのイベントを作ること。
同じリストバンドをつけて共有する時間と感動。
感謝の気持ちを込めて綴ります。
 
 
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竜史。
リュウジと読みます。
父親からつけてもらったこの名前、気に入っています。
竜のようにたくましく、歴史に残る人物になってほしいとつけられた名前。
そんな偉大な人物にはなれなくとも、ぼくにだって人と人とをつなぐチャンスは訪れる。
それがこの「柏MUSIC SUN」というイベントです。
 
 
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イベント当日朝のご挨拶。ボランティアスタッフの皆さんに熱意を伝えます。

 
昨年の10月に第1回を開催してから半年。
もう2回目!? とみなさまに驚かれるのですが、季節を意識したフェスの内容を考えるとやはりこの初夏の陽気がよいのではないかという結論に至り、
この先はずっと5月開催で行こうと考えています。
予想外の台風が来たりなんだりと安定しない天気がずっと心配だったのですが、当日は見事に真っ青な輝きで晴れ渡る空を見て
「あぁ、信じる力って本当にあるんだなぁ」と大真面目に思ってしまったわけです。
 
2015年のイベントテーマは「僕らの街の音楽のお祭り」。
 
引き続き“名曲が聴ける、いい歌が響く、音楽フェス”
という側面は継続しつつ、今年はさらにそれを街のお祭りにすべく努力しました。
 
同日に開催された「子育てフェスタ」という市のイベントと音楽でタッグを組み、
小さなお子様からおじいちゃんおばあちゃんまで楽しめる内容を地元の音楽スクールの学長さんたちと企画。
地元ショッピングモールのステージにはだれもが知る名曲「青いベンチ」を持つサスケさんを呼び、
より広くこのフェスでは名曲が毎年ひとつは必ず聴けるんだという認識を広め、
有料ステージライブハウス4会場ではさらに規模を拡大するなかで
中村 中さんと浜崎貴司に代表される“この日しか見れないコラボレーション”を数組実現。
歌と歌がさらにその先でハーモニーするスペシャルをつくりあげました。
 
いつもと違う何か、つまり非日常をつくりあげるのがお祭りの力だと考えています。
そこへさらに音楽のファンタジーが投下されることにより、もっとエネルギーの強いフェスティバルが生まれる。
 
しかし、この“祭り”という概念をチームで共有することがどれだけ難しいのかということを今回は幾度となく思い知らされました。
自分が楽しいと思うことが、必ずしもみんなが楽しいと思うことではない。
こんな当たり前のことが、さまざまなエゴや理想を通過すると見えづらくなってしまう。
常に物事を情熱と冷静の間でしっかり見つめることができるか。
それは決して意識することだけで改善していけるような安易なことではなく、
ぶつかり合い、せめぎ合ったうえでたどり着く、雨上がりの虹のような気持ち。
 
目指していたのは、いつも感動でした。
実行委員メンバーみな、音楽が大好きで、愛してやまない音楽をいつも生活する街の上でお祭りへと高めていける歓び。
少しずつでも着実に、業界人でもなく、イベントのプロでもないミュージックフリークなメンバーたちは
迷ったり立ち止まったりしながら、どうしたらこの「MUSIC SUN」をもっともっと素直で真っすぐで「夢のある匂い」にしていけるか。
そんな風に考え続けて。
 
 
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大切な仲間たち、ありがとう

 
ぼくが少しだけ幸せだなと思うのは、こういう企画をしながら自分もそのイベントの翼の一部になれるということで、
実際にステージに立って歌える歓びは何物にも代えがたいものがあります。
ひとりひとりと、ひとつひとつのことを想い返しながらメロディの中にそのアルバムたちを落としこんでいく。
涙も通り越すくらい人間的で感動的です。
 
晴れてほしい日が 本当に晴れるときがあるように
伝わってほしい気持ちが 本当に伝わる日があります
 
「MUSIC SUN」とうたうからには
必ずそこに影もあるという覚悟で進んできました。
けれど誰もがその陽だまりのあたたかさを知っているし覚えているのです。
 
全アーティスト&スタッフ&オーディエンスを柏という街に“おもてなし”しよう。
とあるスタッフのこの一言で、僕たちのホスピタリティは一致団結しました。
 
こんにちは!
お疲れ様です!
元気よく挨拶が飛び交う現場に、各方面から後日お褒めの言葉をいただきました。
 
「こんなフェス見たことないね、まさに手作りの街フェスだね!」
ちゃんと愛せたんだと思います、全員でつくってきたこの空気と音楽と街のすきまから吹いたその風を。
 
 
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ホタルライトヒルズバンドのステージ。満員のオーディエンスに感無量でした。

 
ぼくはこの「MUSIC SUN」という団体で代表という立場を務めさせていただいています。
代表、すごいですね! と言われながらいくつかの取材も受けました。
 
自分の音楽人生をただ乗せているだけなのだということに気付いています。
出逢ってきたバンドやアーティストたち。
僕の中に広がる素晴らしきミュージックマップに余すことなくお手紙を出しました。
 
ただのオーガナイザーになるつもりはありません。
ぼくはミュージシャンであり続け、そして成長し続けることでこの「MUSIC SUN」を大きく豊かにしていきたい、
そう強く想います。
 
歌はだれかに歌われることで、その真ん中にある本物の響きに出会えるのならば
音楽はだれかと巡り会うことで、本物の輝きになるだろうし
そのきっかけをつくる場所がこのフェスティバルであったらいいなと。
 
最高の仲間たちに恵まれて、ぼくはお祭りをやれています。
夢を見させてもらっています。
 
今のぼくにとって、夢は感謝です。
 
誰かにもらったちいさなありがとうを 感動で恩返しできる
ちいさなごめんなさいを ことばと心で生まれ変わらせることができる
 
大きな感謝を また新しい夢に
 
どんどん繋がっていけ。
 
「柏MUSIC SUN 2015」から2016へ。
 
まだまだ夢は 生まれたて。
 
 
 

◎今月の夢歌詞・名曲選◎

毎月、藤田が厳選した夢にまつわる名歌詞をご紹介!
 
 
ホタルライトヒルズバンド「夢」
 
夢があるから 君に逢えた 君に逢えたら 夢が輝いた
 
 
名曲と呼ぶには恐れ多いですが、
僕のバンドの曲です。
メンバーもとても気に入っているこの一行に、
バンドの目標が詰まってる。
 
 
《お知らせ》
 
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ホタルライトヒルズバンドワンマンコンサート “飛行船、夏空をこえて”


日時:7月19日(日) 17:30 open / 18:00 start
会場:柏DOMe
チケット:3,000円(当日券3,500円)
チケットぴあ:Pコード265-368
ローソンチケット:Lコード71744
イープラス
 
ペア割りチケット:5,000円/2名(ローソンチケット:Lコード71744)
カシ割りチケット:2,000円
※カシ割りチケットは限定枚数・カフェライン店頭のみ、6/1から6/15までの販売。
ミューサン特典:柏MUSIC SUN 2015のリストバンド受付提示で特典有り。(詳細は追って告知します!)
※すべての券種別途ドリンク代500円。
※中学生以下チケット無料。
※プレイガイド、カフェライン店頭(カシ割りチケットのみ)のみでのお取り扱いになります。
 
 
《5〜6月演奏日程》
5月31日(日)大阪天満橋ISまちライブラリー(ソロ)
6月23日(火)下北沢GARDEN(ホタバン)
7月19日(日)柏DOMe(ホタバン・ワンマン)
 
 
 
 
 


 
profile_fujita藤田竜史/フジタ・リュウジ●ホタルライトヒルズバンドのボーカル。
大阪出身柏育ちの1985boy。水瓶座O型。柏MUSIC SUN実行委員代表 / hotal light soundsプロデュース(赤色のグリッター/浮遊感チエ/polly)。
ホタルライトヒルズバンドHP http://hotaban.com
藤田竜史ソロHP http://edamamekumajiro.wix.com/ryujifujita