4月4日に下北沢440にて開催しました、「夢子会vol.3スペシャル〜tribute to No Regret Life〜」。
たくさんの方にご来場いただき(遠方から来ていただいた方も!)、ありがとうございました。
写真であらためて、あの日を振り返ってみたいと思います!
1.荻野哲平(ポラリスカブ)「モバイル」
この日、オープニングアクトをつとめてくれた哲平くん。
「モバイル」で綴られる物語を丁寧に歌で表現してくれました。
初めて聴いた時から、この曲に描かれている状況がまさに自分自身と重なったそうで。
そんな彼の強い想いを乗せた「モバイル」でライヴは心地良い緊張感と温かさを帯びて始まりました。
2.小田和奏(No Regret Life)「タイムリミット」
哲平くんを見送って、そのまま、この日の「トリビュートされる人」、和奏くんが歌います。
選んでくれたのは「タイムリミット」。
〈夜が明けるまでずっと思い出していた/何千という歌のかけらを〉
――たくさんの歌と思い出と友情が交差するこの夜にぴったりです。
3.海北大輔(LOST IN TIME)「静寂の歌」
鍵盤弾き語りで挑んだ、ノーリグとは古くからのバンド仲間である海北くん。
出会った当時を思い出しながら、この曲を。
ドラマチックでシリアスなムードと海北くんのエモーショナルな歌声が会場を一気に包み込みました。
4.キクチユウスケ(plane)「ハローグッバイ」
ハンドマイクスタイルでこの歌に挑んだ、キクチくん。
大切な人との別れも経験してきた、同世代だからこそ共鳴しあうコラボレーション。
そんな中にも彼らしい表現力で魅了してくれました。
5.大平伸正(ghostnote)「Hello,my friend」
この曲は、おーちゃんと和奏くんの友情の証。
きっと思い出す風景とかたくさん共有しているんだろうけど、
声が違うだけで、こんなにも印象って変わるものなんだな。
アコースティックな風合いの中に、おーちゃんの優しさと和奏くんへの愛が炸裂してました。
6.Mayumi Yamazaki「Life is a symphony」
ここで登場の女性ヴォーカル、やまちゃん!
ふわふわとしたキャラクターがめちゃくちゃカワイイんだけど、歌い始めた瞬間の、
真摯かつ情熱的な表現力に心打たれました。
<第一部 トーク>
ここまで歌っていただいた方、全員にステージに戻ってもらい、夢子会恒例のトーク・コーナーへ。
歌ってしまえば緊張が解けたのか、みんないい笑顔。
でもみんなが緊張しすぎた為、若干、予定よりも巻き気味に進行しているという(笑)。
7.町田直隆「Sign」〜8.横山マサアキ(テルスター)「Secret Sign」
そしてここからは第二部。町田くんと横山さんが一緒に2曲演奏してくれます。
ブルースハープ&アコギで「扉」を弾き語る姿にシビれました、町田くん。
そしてMCでは「素人枠です!」とか「スナックで練習して来ました!」などと言って
観客を笑わせっぱなしの横山さん。
だけど「Secret Sign」を歌う真っ直ぐ、ひたむきな声にと姿勢にグッと来ちゃいました。
9.秦千香子(FREENOTE)「メロディー」
ギターの坂本さんも飛び入り参加してくださり、千香ちゃんっていうか、むしろFREENOTEです(笑)。
サラリとした清涼感と熱量を併せ持つ、あの素敵な歌声で聴かせてくれた「メロディー」は格別。
彼らとノーリグもデビュー前からの付き合い。
10.大迫章弘(e-sound speaker)「モノクローム」
ハッと息を飲むような緊張感の中で、独自の「モノクローム」を描いてくれた大迫くん。
彼のフェイクが辿る音色を追いかけるようにして、会場の集中力も更に高まりました。
11.江口亮(Stereo Fabrication of Youth)「Can’t Explain」
江口さんが歌うこの曲はオリジナルとはまた違った切なさがあり、
躍動感と共に胸に込み上げてくるものがありました。
プロデューサーとしても大活躍中ですが、やっぱり根っこはバンドマン。
そんな互いのバンドマン・スピリッツを感じさせるコラボ。
12.柿澤秀吉(秀吉)「憧れの果て」
和奏さんみたいな歌詞、書けたらいいのになあ、なんて言っていたけど
「憧れの果て」を歌い始めた瞬間、もうみんな秀吉くんが見てる景色の中にいる。
そんな声が持つ(ほっこり)パワー、すごかったです。和みました。
13.岩崎慧(セカイイチ)「夢のあと」
出てきた瞬間、「ここからは余興です、カンパーイ!」で、この図。これが恐るべし慧くんパワー!!
でも歌い始めた瞬間、この空間には音楽しか存在しないみたいな。何だかとても幸せな気持ちになった。
慧くんが歌う「夢のあと」で夢子会vol.3は素晴らしいフィナーレを迎えました。
〈第二部 トーク〜アンコール〉
そして、第二部のトークは更にグダグダだったような気が・・・?
もうみんな「終わったー!呑めるー!」っていうテンション(笑)。
で、この流れで・・・なんかアンコールとして和奏くんが歌ってくれる(もしくはみんなからの歌ってくれ)的な雰囲気になり。
「Don’t Stop The Music」を歌ってくれることに。わー!!
トーク終わりでそのまま、出演者みんなステージ上で和奏くんの歌を聴く、という図に!!わー!!
でも何故かふと客席を見ると、目を丸くした、おーちゃんの姿。
出遅れたらしく、慌ててステージに寄って来ました。犬みたいに(笑)。
そうこうしてるうちに歌い終わったら出演者たちから「ワンダフォー!」コールがかかり、
「え・・・歌うの?(笑)」と若干、戸惑いながらも「Wonderful World」を歌い始める和奏くん。
そしたら、海北くんがベースを、千香ちゃんがキーボードで加わって、みんなのコーラスや踊りも加わっていくという展開に。
更に誰かが乱入してきて・・・!
LOSTの源ちゃんですね。盛り上げてくれました。嬉しかったなあ。
そして最後はこんな感じで!座ってたお客さんも、前からどんどんスタンディングに!
本当に、予想もしていなかった、最高の光景がありました。
たぶん、ずっと、忘れないと思う。
No Regret Lifeの最後のツアーが始まる前に、この夜をみんなで楽しく過ごせたことを嬉しく思います。
「こんなに緊張してるの何年ぶりだろう」なんて口々に言いながら素晴らしい歌を歌ってくれた、
演奏してくれた、アーティストの皆様、そして一緒に企画を進めてくれた和奏くん、夢子スタッフのみんな、
あらためてありがとうございました。お客さんたちも、最高でした♡
(文=上野三樹 撮影=上山陽介)