10月16日にGRAND FAMILY ORCHESTRAがキャリア初のフルアルバムをリリースした。2015年10月、松山晃太(Vo&Gt./ex.BYEE the ROUND)、千葉龍太郎(Ba./ex.新世界リチウム)、ピクミン(Dr./ex.ハヌマーン)を中心に、森山良太(Gt.)、えばた A.F. あい(Gt.)の5人で結成した彼ら。ニューカマーとは名ばかりの顔ぶれはバンド界隈をざわつかせ、“心と身体の踊るロックンロール”をコンセプトに、猛々しいロックンロールの心意気と大衆性を兼ね備えた楽曲はたちまちリスナーの心を射抜いたが、そんな強者たちを二度の不幸が襲う。2017年にえばたを、2018年に千葉を事故で亡くした。メンバーは「見えたと思った一つの完成形が崩れた」、「諦めていいタイミングは何回もあった」と振り返るが、サポートメンバーの存在やチームスタッフの支え、そしてたくさんの想いを繋いで今日まで続いてきた。結成から丸4年の今、1stフルアルバムにしてセルフタイトルを冠した今作は、その名の通り彼らの過ごしてきた時間の全てが注がれた集大成となる作品だ。現体制2人のサポートベーシストに加え、故千葉の残した4曲を含む全12曲は、曲調も多彩で、全方位に研ぎ澄まされた表現力を感じられる。そして、インタビュー中も彼らの口からえばたと千葉の名前が何気無く登場するなど、物理的にも精神的にも今は亡きメンバーもGRAND FAMILY ORCHESTRAという音楽の中で脈々と生き続けているのだと感じた。現体制初となる今インタビューでは、松山、森山、ピクミンに加え、サポートのOCHAN(Gt.&Key)、Ba.中村友紀(Ba.)にアルバム制作を中心に、GRAND FAMILY ORCHESTRAのこれまでのこととこれからのことを聞いた。(取材・文:岡部瑞希 写真:タカギユウスケ)

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左から Ba.さとうしゅうさく、Gt./Key.OCHAN、Gt.森山良太、Vo./Gt.松山晃太、Dr.ピクミン、Ba.中村友紀

 
 
 

これはこれでまた一つの完成形なんだと思います


 
ーー結成から丸4年にして初のフルアルバムリリースとなりますが、この期間というのは長かったか、短かったかどう感じていますか?
 
松山「長かったです。本当は2年くらい前にフルアルバムを作るという想定のもと動いていたんですけど、メンバーに2回の不幸があって、ここまでかかりました。うん、長かったですね」
 
ーーえばたさん、千葉さんの不幸があり、バンドの活動をストップせざるを得ない期間もありましたし、何よりみなさんの精神的にも厳しかったと思います。そんな中、活動を続けていく支えになったのはなんでしょうか?
 
松山「僕は、OCHANと友紀ちゃんとしゅうさくさん(サポートベーシスト:さとうしゅうさく)がいたことが一番でかい。あの状態を手伝って、サポートしてくれたことはメンタル的にとても助けられたなと思います。もちろん良ちゃん(森山)とピク(ピクミン)にも感謝していて、僕らメンバーは基本「やるしかねえな」って思っている中でやっぱりお互い浮き沈みがあったんですけど、誰かが「もう無理かな」って落ちてる時には誰かが「頑張ろうぜ」って言い合っていました」

ピクミン「諦めてもいいタイミングはもう何回もあったんですけど、その都度前に進めてきたのは、誰かの助けがあったからなので、サポートメンバーには僕もすごく感謝しています」

森山「同じくです。千葉がいて最後に「オー晴レルヤ!! 」を録った時っていうのが、3年くらいバンドをやってきた一つの完成形が見えたと思ったタイミングだったので、そのバランスが崩れた上で、さらに進もうっていうのはすごく馬力が必要で……。サポートメンバーの他にも、ゆうた(バンドスタッフ)やチーム全体があって、今もまたこうやってステージ立てているんだなと実感します」
 
 
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ーー中村さんは、千葉さんが亡くなってからGRAND FAMILY ORCHESTRAの活動に加わることになったわけですが、サポートを始めた当時はどんな心境でしたか?
 
中村「千葉さんとは10年くらい、お互いに知っているけど一度も会ったことはないっていう不思議な状況だったんです。それと千葉さんの辞めた後に入ったというのも実は二度目で」

松山「不思議な縁なんですよね」

中村「そうなんです。だから、もちろん不幸は私も悲しかったですけど、また千葉さんの後に弾けるという喜びも大きかったです」
 
ーー2人のサポートベーシストを迎えての現体制での1年余り、振り返ってみるとどうでしょう?
 
松山「最初は新しい曲を作るのにめちゃめちゃ時間が掛かりました。僕、メンバーのプレイヤーとしての個性とかスキル、得意なことを把握しないと曲が作れないんですよ。自分でギター一本で曲を作っている時に、メンバーがここにこんなフレーズを乗っけてくるんじゃないか、彼らならこんなことできるんじゃないかってイメージしないとアレンジが進んでいかない。「オー晴レルヤ!!」のあたりで、当時のメンバー体制の全員のある程度のポテンシャル、得意なことを把握しきったなと僕の中で思って、ここからだったら100曲くらい楽勝で作れるって感じだったんですけど、それが失くなってしまって……自分の中で曲自体はできても、友紀ちゃんやしゅうさくさんの個性がまだ分からなかったからすごく時間が掛かりましたね。ただ2人のグルーブのいる場所というか、打点をどこに置くのか、どういうベースを好むのかを理解してからはすごく早く進んだ気がします」
 
 
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ーー確信的な感触を一度失った上で、改めて作り上げた今のバンドのコンディションは、どう捉えていますか?
 
松山「これはこれでまた一つの完成形なんだと思います。ベースが2人いること自体が武器になる。それぞれの個性をつまめれば、ある種美味しいものが作れると思っています」

ーーそういう意味では、今作は千葉さん含め3人のベーシストが弾いていることになります。一際、バラエティに富んだ楽曲ラインナップになったのは、そのことも影響していそうですね。

松山「そうですね。3人のベーシストに一番フィッティングして、かつGRAND FAMILY ORCHESTRAとして出しても問題ない楽曲を3パターン作らないといけない。というか作るべきだと思ったんです。友紀ちゃんもしゅうさくさんもレコーディングに参加してもらうことは決めてていたので、そうなってくると曲のバリエーションを作ろうというよりは、そのメンバーに弾いてほしい感じのものをまず作ろうという感覚でしたね。そうしたらこんな感じになったっていう」

森山「毎度のしっちゃかめっちゃか感ね(笑)」
 
ーーベースは、どなたがどの曲を担当しているのか教えてください。
 
中村「私は「火を焚べる人」、「クジラ啼く」、「少年と坂道」の3曲です」

松山「千葉が「オー晴レルヤ!!」、「中距離恋愛備忘録」、「Good Luck」、「今さら何を」の4曲で、それ以外がしゅうさくさんです」
 
 
 

ごまかしが必要ないことがバンドとして選べるようになった


 
 
 
IMG_7175ーー全体的なサウンドの印象として、キーボードの存在感が増してきたなと思いました。OCHANさんは曲、あるいはセクションによってギターとキーボードを使い分けられていますが、今回はキーボードの登場頻度自体も高いですよね。
 
松山(OCHANを見て)「良い仕事するんですよ、本当に」

OCHAN「デモの状態で、松山さんもキーボードをイメージして作ってきてるんじゃないかなって思う曲が結構あったので、そうするとそれに合わせてピンときたフレーズを乗せて行く感じで進めています」

松山「あと、俺がOCHANを掴んだのと同時に、OCHANもGRAND FAMILY ORCHESTRAの感じを掴んだんだと思う」

OCHAN「あー、それはある」

松山「だから合わせ方が的確で、そうするとこっちも拾いやすい。(スタジオでアレンジを詰めている際)「あ、今のそれ、もう一回弾いて!」みたいなこと結構あったね」
 
ーーもう一つ印象的な変化としては、GRAND FAMILY ORCHESTRAの楽曲は全員でシンガロングするパートが必ずあるイメージだったんですが、今回は少なめだなと。既存曲を除くとシンガロングがあるのは「クジラ啼く」と「少年と坂道」のアウトロくらいですよね。
 
松山「確かに今回は結構少なかったですね。それは、より歌詞を届けようと思った時に、僕の言葉も成長しているので、シンガロングが必要な部分と必要ない部分をシビアに分けられるようになったから。シンガロングっていろんなことをごまかせてしまう側面もあるんですけど、そのごまかしが必要ないことがバンドとして選べるようになったというか、寂しいとか足りないと思わないような曲が作れたってことだと思います。だから、無理矢理シンガロング入れようみたいな話は一回もなかったもんね」

森山「弾きすぎず、叩きすぎず、必要な最小構成をして各々のパートを活かすーーそういうミニマルな曲の作り方が、前作までに比べてできるようになったんじゃないかな」

ーー今までの楽曲の組み立ては、何をどこまで入れ込めるかという足し算で、なんならtoo machな感じも格好良く見せるようなイメージだったんですが、今回はいい意味で熱量低めというか、どこか冷静さを残した偏差値高めな印象です。
 
松山「あー、分かる分かる。狙いがソリッドになったとも思うし、その時その時のメンバー構成で、それぞれにクオリティーの高いものを作ろうと思った時に、自然と変わったんだと思います。最初から考えたら5分の2もメンバーが違うんだから、変わって当たり前で、無理矢理前のものを引っ張ってくるみたいなのは嘘になる気がするんですよね」
 
 
IMG_7176ーー特にピクミンさんは手数が多く、叩きまくっているイメージが強かったですが、今回はかなり抑えている曲もありますね。
 
ピクミン「やっぱり叩きたいは叩きたいんですよ。フィールドがあったら埋めたくなるタイプなんですけど、ちょっと抑えられるようになりました。子供から大人になったと思ってください」

松山「なんかもっとポジティブに響くように言って!(笑)」

ピクミン「要は空腹状態の時に食べ物をパンパンまで入れないと満足感を得られない体だったんですけど、腹八分目で止めれるようになったんですよ。これ、大人になった!(ドヤ)」

一同(笑)。
 
ーー中村さんは今作の制作ではどんなことが印象に残っていますか?
 
中村「私は「クジラ啼く」が作ってる時からずっと好きで、曲作りの段階から、全部の音が出てくるたびに鳥肌が立ちました。作り方も私が経験したことないような作り方で」
 
ーーというのは?
 
中村「最初ドラムがいなかった」

松山「その日、こいつ(ピクミン)が遅刻してきて、来るまで暇じゃないですか。それで俺新しい曲作ってこんな感じなんだけどってやり始めて」

森山「それって今までのうちの曲作りのセオリーからすると真逆なんだよね。晃ちゃん(松山)は一番最初にリズムの噛み合い方に重きを置くから、歌とドラムと自分のギターの縦のラインを作るところから全部曲作りを始めるんです」

松山「「クジラ啼く」以外は全部そうだね」
 
ーーピクミンさんの遅刻はアクシデントでしたけど、結果的に新しい作り方をすることで、新しいテイストの曲になったと。
 
松山「そうそうそうそう。良ちゃんもこの曲は、ずっっっと激推ししてるよね」

森山「曲が持っている性質みたいなものが圧倒的にずば抜けていて、僕らは曲に合わせてただ音を乗せればあとは曲が持っていってくれる。そういう大きい力に出会えたのが初めてだったので、すごい特別な経験をしてるなあって思いました」
 

 
ーー他のみなさんの推し曲はどれか選べますか?
 
ピクミン「「ペールオレンジ」がお気に入りですね。うちのバンドは、メロディーと曲の概要みたいなのが先に出来上がるんですけど、その時点ですでに良い匂いしてたんで」
 
ーー良い匂いって(笑)。OCHANさんは?
 
OCHAN「「有頂天家族」ですかねえ。狂ってる感じが好き」

松山「OCHAN、狂ってる感じ好きだよねー!俺、なんだろうな」

森山「都合じゃないの?」

松山「あー、そうかなあ。「都合のいい人」は僕は好きですね。一番正直というか、力を抜いて書けた気がする」
 
ーー松山さんの歌詞は、言い回しや比喩表現が多彩な印象がある中で、「都合のいい人」のサビではシンプルに〈君の体温〉って繰り返すじゃないですか。そういうアプローチが新鮮に感じたし、だからこそこのフレーズが余韻としてすごく耳に残りますよね。
 
森山「確かに今までなかったな、繰り返す系」
 
松山「なんかこの曲だけ、すげぇ早く歌詞が書けたんですよ。仮歌の段階でもう〈君の体温〉って言っていた。何もいきらず、すーっと自然に出てくるっていうのは、すごくいいことですよね」
 
 
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サラリーマンでも教師でも公務員でもプー太郎でも、ミュージシャンでも、幸せに死にたいじゃないですか。


 
ーー歌詞カードを見させていただきましたが、表紙にはこの4年間のライブ写真やオフショットが何十枚もコラージュされているんですよね。
 
(一同、歌詞カードを眺めながら)

松山「うわあ、懐かしい」

ピクミン「これ、俺がいないネコフェス帰りに車擦った時のやつでしょ?」

森山「警察の聴きとりされながら俺がピースしてるやつだ。奥に千葉座ってるな」
 
ーー松山さんがアフロヘアな写真が気になるのですが。
 
松山「これは、えばたがリズム感を鍛えるために縄跳びをしようって話になったんですよ。それでも目標回数を決めて、達成できなかったら今後ずっとアフロっていう約束になって、それ用に買ったアフロのヅラを俺が被ってる写真ですね」
 
 
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ーーこういう歌詞カードのデザインにした理由を教えてください。
 
森山「GRAND FAMILY ORCHESTRAって全員で作ってるんですよ。例えば「ラバーソウル」のギターのフレーズは、本人は弾いていないけど作ったのはえばた。いろんな音楽が残ってて、全員ちゃんといて、全部ひっくるめて4年間で。「それがGRAND FAMILY ORCHESTRAでしょ」っていうことが、どこかで出したかったんです」
松山「僕らを知ってくれている人は、歴史も知っている人がほとんどだと思います。何があったかも、どういう状態でやってきたかも、なんならどのタイミングでどの曲を書いたか知ってる人もいらっしゃると思うので、この写真たちを見ながら曲を聴いてもらえたらいい感じですよね」

ーーちなみに松山さんはGRAND FAMILY ORCHESTRA以前から、かれこれ10年以上ステージに立たれているわけですが、そのバイタリティーは何で保たれているんでしょうか?

松山「ちょっと暗いんですけど、いつも自分が死ぬときのことを考えています。いつ何歳で死ぬか分からないけど、逆算しているんです。サラリーマンでも教師でも公務員でもプー太郎でも、ミュージシャンでも、幸せに死にたいじゃないですか。で、僕の場合は自分が死ぬときに「俺こんないいアルバム作ってたんだな、最高」って死にたいんですよ」
 
ーーなるほど。ロックスター松山晃太らしいですね。
 
松山「ミュージシャンとしては、いい曲が書けなくなったときと、あと禿げたらやめるって決めてるんです。あ、これ禿げの人が見たら嫌な気持ちになるかもしれないけど、あくまで俺の好みの話で、禿げたらロックスターを名乗ったらいけないって思ってるんですよ」
 
ーー常に格好良くあれ。それが松山さんのロックンロール美学なんですね。
 
松山「そうそうそう。ダセェなって思ったら辞める。いい曲書けねえなって思ったら辞める。だからそこまでは常に更新し続けたい。それで最後、死ぬ間際に自分の曲を聴きたい。で、死にたい。それをずっとイメージしてる」
 
 
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ーーくうぅ、カッコいい!そんなロックスター擁するGRAND FAMILY ORCHESTRAですが、集大成的セルフタイトルのアルバムを完成させた上で、今後バンドとして目指していきたいフェーズというのはどこなのでしょうか。
 
森山「俺らが一番答えるのが難しいやつ(苦笑)」

松山「実はねえ、そんなに分かんないんですよね。色んな人から「次どうするの?もっと大きいところでやるの?」って聞かれるんですよ。でも何にも考えてないっていうのが正直なところで、求めるところは原点に立ち戻って自分たちの内側にある感じ。色んなことがありすぎたからかもしれないですけど、普通にステージに立って曲を作ってレコーディングをして、そうやって当たり前にみんなでできるってことを大事にしたい。自分たちが音楽をできるうちは、しっかり楽しく、少なくともメンバーやチームのみんなが笑顔になれるようにやりたいっていうのがすごく正直なところです」
 
ーーピクミンさんや森山さんはどうですか?
 
ピクミン「僕もあんまり考えていないのは本音なんですけど、やっぱり楽しくやりたいというのは根底にあるし、常にそこ向かって行くものなので、楽しくライブし続けていたいですね」

森山「4年間バンドをやってみて、やっとバンドマンらしくなってきたなと思う今日この頃なんですけど、バンドっていうのはかなり脆いものだなと思うんですよ。なんの契約もなくて、もしかしたらなにか食い違ってすぐ失くなってしまうかもしれない。なんで俺たち一緒にいて、なんで三十何年も音楽やってんのか分からないけど、少なくとも今このメンバーでやっていることが面白いので、この先何があるのかもうちょっと見てみたいなと思っています」
 
 
 
 
 
▼リリース情報

1st Album『GRAND FAMILY ORCHESTRA』(2019年10月16日発売)


GFO_ジャケット01. ラバーソウル
02. 火を焚べる人へ
03. クジラ啼く
04. 都合のいい人
05. オー晴レルヤ!!
06. ペールオレンジ
07. 彼女はノーマ・ジーン
08. 中距離恋愛備忘録
09. GOOD LUCK
10. 少年と坂道
11. 今さら何を
12. 有頂天家族
¥2,420(税込)GFOR-001

 

▼ライブ情報
GRAND FAMILY ORCHESTRA
1stフルアルバムリリースツアー
「大家族会議〜セルフタイトルにゃ訳がある〜」
【ワンマンツアー】
2019年12月8日(日) 愛知 / 名古屋ROCK’N’ROLL
2019年12月18日(水) 大阪 / 心斎橋Pangea
2019年12月21日(土) 東京 / 渋谷O-Crest

▼オフィシャルサイト
https://grand-family-orchestra.com
 
 
 
 
 
 


 
プロフィール画像岡部 瑞希●1992年生まれ、愛知県在住の会社員兼音楽ライター。名古屋の音楽情報サイト「しゃちほこロック」も運営。“自分の好きな自分でいる”をモットーと口実に、今宵もライブハウスへ。昂ぶる夜にピアノを叩き、3日に1回カレーを食べることで健やかな日々を送っています。Twitter:@momry1023