人生はあっという間に過ぎていく。
後から振り返ると、あぁ。そうだったのか。そういうことだったのかと合点がいく。
いくつもの点が趣を持って線で繋がった時、
やっと人間はその道のりに気づき
少しだけ心がじんわりとする。
僕にとっての結婚はあっという間にやってきて、あっという間に人生そのものになった。
ご家族で応援してくださるファンの方も多いバンドなので、
お手本となるような先輩夫婦の方々を間近で見れて僕はすごく得をしているなと思う。
絆、1日にして成らず。
まだまだ大海原に漕ぎだしたばかりの小さな筏。
よれよれと旅がはじまる。
『エンディングノート』は、
強い意志表明も込めて書き出した。
この先も、気づきや想いが募り 心が震えた瞬間や景色を僕は歌にして書き残していく。
カッコつけて言うと、その起点にあるのは愛だ。
他に言葉が見当たらない。
愛の伝道師でも何でもないし、
LOVEを高らかに掲げたいわけでもない。
僕なんてあまりにくだらない一抹のミュージシャンが言う愛ですが、それはすなわちユーモア。
大切にしたいがあまり、
しまい込んだら在りかを忘れてしまったり
慎重になってしまうがあまり、
手と足が一緒に出てしまったり
三日三晩考え過ぎたあげく、
告白の夜に黙り込んでしまったり
そんな人間の香り立つユーモアを愛と呼び閉じ込めたい。
表現したい。
そんな気持ちだ。
『お客さんは君ひとり、はじめます。なんだよ、その拍手』
と書いた。
僕の奥さんは素直だが少しだけ利口すぎるところもあるゆえ、きっと一世一代のラブソングもそんな風に斜め横あたりから聴くだろうと仮定し想像したワンシーンだ。
(今のところ怒られてはいない)
『命の歌を 歌おう』
2018年がはじまり、
僕らはこの2年ぶりの大切な大切なシングルのリリースで
ラブソングを歌った。
これは、
ホタルライトヒルズバンドがずっとこの先も
生きることを見つめ
生きることを楽しみ
生きることという
毎日が白紙のマインドマップに
何かを書き残し続けますという
意志表示である。
取るに足らない、頼りないバンドかもしれない。
ド派手な花火をあげられるバンドではないかもしれない。
でも、ほんの少しでも
僕らと共に
音楽と人間と愛あるユーモアの三拍子を
自由にタクトで奏でながら
歩み続けてくれるというのなら
ホタバンはあなたを迎え入れ、
ひとりぼっちにはしない。
ちょっとした小さな家族なんだから。
7月4日ニューシングル【エンディングノート】
発売にあたり、
力を貸してくださった皆々様へ
素晴らしいライナーノーツを書いてくださった上野三樹さん、
そしてYUMECO RECORDSへ。
何よりこのCDを手にとってくださった、
かけがえのない あなたと
あなたの大切な 存在へ。
この上ない感謝を込めて!
ありがとう。
ホタルライトヒルズバンド
リーダー
藤田リュウジ
期間限定連載◆藤田リュウジ「5日間限定! 帰ってきたホタバンのミュージックサンシャイン!」
Day.1 ライナーノーツ公開
Day.2 命の歌を歌うこと
Day.3 プロデューサー・磯貝サイモン
Day.4 小関裕太という才能
藤田リュウジ●千葉・柏育ちのシンガー&ソングライター / 初代かしわ音楽大使 / ホタルライトヒルズバンドVocal / 柏MUSIC SUN 代表
ホタルライトヒルズバンドHP http://hotaban.com
藤田竜史ソロHP http://edamamekumajiro.wix.com/ryujifujita
藤田竜史「夢力(ムヂカラ)」
最終回「音楽と夢」
第11回「感動と夢 ~NEWチームホタバンスタッフ馬場恭一&藤田駿編〜」
第10回「THANKYOUと夢 ~THANKYOU MUSIC編〜」
第9回・特別編「Messengerと夢 ~片寄明人編〜」
第8回「敬意と夢 ~南部一樹編〜」
第7回「絆と夢〜熱血ベーシスト&野球コーチ・小野広一編〜」
第6回「時代と夢~FOREVER YOUNG編〜」
第5回「自由と夢 ~サックス奏者&音楽スクール代表・瀬戸郁寛編〜」
第4回「感謝と夢 ~フェスティバルオーガナイザー・藤田竜史編〜」
第3回「真心と夢 〜ビデオカメラマン・鼻和俊編〜」
第2回「家族と夢 〜hair design Veranda・藤原夫妻〜編」
第1回「愛と夢〜赤色のグリッター・佐藤リョウスケ編」