連載◆ノマアキコ「続・さくらじまBENBEN日記」第20回「読書の秋、短歌を嗜む！ BENBEN!!」

 
 
今月はすっきりした桜島の写真が撮れなかったので家にある桜島グッズを。
1つはジンカップで有名な鹿児島の木工家、アキヒロジンさんのブローチ。
これはダンナさんが買ってきたものなんだけど、こっそり使ってます。
もう1つはどこだかの雑貨屋さんで一目惚れした焼き物のマグネット。
マグネット好きでついつい買ってしまうんだけど、その中でも特に気に入ってます。
顔がいいよね。
そんで、グッズぢゃないけど今1番欲しいのは桜島の溶岩プレート！
前にBBQした時に友達が持ってきてて、野菜焼いたら瑞々しくてめっちゃ美味しかったんだよね〜!!
肉や魚を焼いてもうまいらしい…。
近々桜島の道の駅に買いに行こうと思います。
 
さて、そんなこんなでBENBEN日記は1ヶ月ぶりなんだけどライヴとかガシガシやってないとすっかりご無沙汰しているような気になります。
あれからあたしも赤子も順調に問題なく元気に過ごしておりますよ。
お腹も日に日に膨らんできて、てゆうかこれ明らかに赤子の発育じゃくてほぼ脂肪っすよね!?
この膨らみ方おかしいっすよね!?
ってくらい出てきてます（笑）。
先日同じくらいの週数の妊婦さんに会ったんだけどその人お腹ほとんどぺちゃんこでまじたまげた…。
 
あと、ここんとこゆったり過ごせているので久しぶりに本なんかも読んでみたりしている。
安静にしてる時、たまたま見ていたテレビで「鳥居」とゆうセーラー服姿の歌人の女性が出ていた。
あたしなんかが簡単に触れてはいけないくらい壮絶な人生を歩んできている方で、彼女の作る短歌のするどさに瞬時に心奪われてそっこー本屋に行った。
彼女の『キリンの子』とゆう歌集を買うために。
見つけてすぐに読みたくて本屋の椅子に座ってページをめくった。
読み進めるうちに、ヤバイこれは家に持って帰ってはいけないやつだ…
と思った。
あまりにも彼女の言葉に力がありすぎて、言葉の奥の「想い」が強烈すぎて、あたしの中の闇の部分が持ってかれてしまいそうだった。
例えばひとりで暮らしていて時間も自由に使えてって環境だったらいくらでも引きこもってその闇に気の済むまで浸っていられたと思う。
でも今のあたしには生活がある。
娘が帰ってくるまでに家に帰ってご飯を作って食べさせて寝かしつけて明日の準備して、朝もいつまでも寝てらんないし、とにかくやりたいことの前にやるべきことがたくさんある。
20代の時みたく自分の心の闇に付き合ってるヒマなんか全くないのであーる。
これは作品の善し悪しとは全然関係ないところの話し。
 
そういや、あたしが歌詞を書くときはだいたいそんな状態だった。
自分の心に深ーく潜伏して、それは昼も夜もご飯食べなきゃとか眠らなきゃとかそうゆう概念が全くないところでの作業だった。
今それになるわけにはいかない。
でも読んだら止まらなくて本屋で一気に読んでしまった。
ただの立ち読みやん。
すいません…。
 
ちなみに今も歌詞を書き出してスイッチ入ったらその傾向になる。
目がギンギンに冴えて朝と夜が逆転しそうになる…。
が、必死にそうならないようにしたいけど、今のこの開けてる感覚も逃したくないし、、、
うーとかあーとか言いながらなんとか生活がぐちゃぐちゃにならないように、効率よく時間が使えるようにしたいなぁと思いながらやっている。
 
表現と生活の両立。
みんなどんな風にやってんだろーなぁ。
 
そんなわけで、鳥居さんの『キリンの子』、心構えもできたし引っ張られない余裕がある時にぜひ購入しようと思います。
そして初めて現代短歌とゆうものに触れ、短歌、自由でおもろいなぁ〜。
そういやあたしが最初にハマったのって小学校のときの俳句とか標語だった。
限られた文字数の中にイメージが言葉として収まったときの気持ちよさやリズムが好きだった。
短歌はやったことないけど、おもしろそう！
と調子に乗って初期衝動で一句作ってみましたので最後に。
 
 
 
 

 
 
 
 
お粗末様でした〜‼︎
 
 
 
 
■今月の「さつまの小踊り」