11月11日に私は誕生日を迎えて、一つ年をとりました。
お誕生日の夜は、°C-uteさんの武道館に行きとても幸せな時間を過ごしました。
アラサーとして大台にのった訳で、きっと女性は何かを成し遂げてたり人生の分岐点でもあるこの年の誕生日近辺、私はずっとレコーディング三昧で忙しくて、てんやわんやだったけど、今迄で一番良い充実した年のまたぎ方をしたなと来年がすごく楽しみで人生の分岐点なんじゃないかなぁと勝手に思ってる。
私よりうんと若い子に、「かわいい」とか「かっこいい」とか褒めるという機会が増えて、シンプルな事をシンプルなままに伝えたりしてる途中にエスカレートして、「こんな事もしてみたらどうかな?」とか「これが向いてるよ」とか魅力を伝えている内に、なんだか説教じみてる押し付けがましい感じになったりして、ハッ!と我に返る瞬間に年をとったな、と感じます。
うえー。
高円寺でツインテールして歩いてても、別に?って感じだけど、ツインテールして銀座を歩くのはちょっと躊躇しちゃう。
うえー。
高円寺の罠!!!
そんな高円寺に、はやとちりギャラリーって空間が出来て、ほぼ毎週入れ替わりで、色んな作家さんやデザイナーさんの展示が行われているのだけど、今回は「desperate」の展示会が行われていたのでお邪魔してきました。
写真で着ているお洋服は「desperate」のもの。
デザイナーの小田桐潤さん@desperate____ は高円寺の黒BENZと言う古着屋さんのスタッフでもあって、普段「desperate」の商品は「黒BENZ」又は原宿にある古着屋さん「the Virgin mary」でお取り扱いしているよ。
主に帽子を作ってるって印象だったけど、今回は沢山お洋服があった。
全て一点のもで、今回のテーマは?って聞くと、「テーマが無しがテーマです」(なるべく頭を使わず作る) だそうで、本能のままにとてもかっこいいなと思いました。
人形の手がついていました。
帽子に手ををつけたのは理由があるの?と聞くと
「素材自体と合わせた時の質感の差が好きなので」と。
店内所々に手が!!!!!
もしかしたら念が宿ってるかも知れませんね、と。
こわい!
展示会で実物はなっかたんですが、本物の石がついた帽子も作っていて、これまたなんで石をつけたの?と聞くと
「石も生地と合わせた時にいい違和感があればいいかなと思いつけてます」と。魚の鱗ワンピース
すごく可愛い!!!
デザイナーの潤ちゃんは質感、肌や心が落ち着く要素が込められた作品が多いように感じる。
私、個人的に年下の男性は「かわいい」という感情にしかならないのですが、潤ちゃんはかなりの年下なのに、なんだか父親的包容力みたいな温もりが感じられる瞬間があってそれが作品にも込められてるんだなと。
そんな潤ちゃんにいくつか質問してみたよ!!
【じゅんちゃんは中学生(高校生)の時、音楽何聴いてた?ドラムもしてたよね?】
当時は少し激し目なプログレッシヴロック(ジャズ寄り)や実験音楽等の情報を詰め込んだようなものがすきでした。
【何で服(帽子)を作りたいと思ったの】
帽子は好きだったのですがどうしてもツバにしたい素材に出会ったので作ってみました 服は丁度服への興味が最高潮のときについ。
【好きな生地(素材)は?】
選択肢を絞るのが下手なのですがやはりシルクは好きです。匂いだったり、光沢も出したり消したりできる感じや、染め色の乗り方、柔らかさもバランスがいいので混紡でも生きやすい素材なのかな、と考えています。
【ご飯は何が好き?】
筑前煮と親子丼と他にもいっぱいある気がします。
【一億円あげるから好きに使って良いよ~って言われたら何する?笑】
でっかい布織る機械とか工場みたいな場所とかあと溶接器具と旋盤がほしいです。
素材を活かすって、素材自体の素晴らしさをより引き立てないといけないからとても難しいし、例え素材がいまいちでも組み合わせやアレンジで何百倍も輝くし、
私、作曲はするけど編曲は出来ないから特に、編曲者さんは尊敬しかない。
自分をさらけだしたりするのって割と簡単だと思うんだけど、その人のよさを何倍にも引き立てるプロデューサーという職業はすごい。
生かすも殺すも紙一重だけど、というか一番はやっぱ、勿論!素材ありきですけど
ね!
「desperate」とても好きです。
【今回の高円寺の○○○な人】
高円寺南口にある「Terrapin Station」さんから→高円寺南口ロータリーをまっすぐ抜けた先にあります、スナック「伊礼文」さん。
スナック一人で潜入は流石に初めてだったので、若干びびってたんですが、、、思いきって扉をあけると、ママさんサッカーを見ていたよ。笑
女性一人で来る事もあるそうで、1人です!と言っても驚かれることなく、ご新規な私を物腰柔らかく迎えてくれてすぐに、ビールと肉(霜降りでめちゃくちゃ美味しい)を焼いてくれました。
チーズはさみ焼き等も出してくれたよ。
「伊礼文」を教えてくれた「Terrapin Station」の歩さんが「伊礼文のママさんは次から次とお料理を出してくれて、カラオケ歌うと合いの手がとても面白いよ~」と教えてもらってたのでお料理は密かに楽しみにしていました!!
さすがに、1人でカラオケは出来なかったので、合いの手は次回の誰かを連れて行った時のお楽しみにとっておきます。笑
ママの吉田初江さんは、もう34年高円寺のこの同じ場所でスナックを営んでるそうで、離婚をして、1人娘を育てる為にお昼は不動産屋さん、夜はスナック「伊礼文」を20年間続けたそうで、今年で66歳になったとのことです。
とても66歳にみえないので、お写真撮らせて下さい~!と言ったら、恥ずかしいからいやだ~!と、ほんとここに載せれないのが残念でなりません!って、それくらいにお若くてお綺麗でした。
音楽はお好きですか?と聞いたら、
「昔はレイチェルズ、スティーヴィー・ワンダーが好きでずっと聴いてたよ~ と、あ、私、演歌は聴かないの~全然いいと思わないの~」って、お店には
ジャニーズのバックコーラスをしている方や作詞家の方等がふら~っとママに会いに来るみたいで、すごくその気持ちわかるわ~て!66歳ってこともたまに忘れてしまってました。すごくお若い。
店内もウッド調で、なんて落ち着くんでしょうか!!! ママさんが、
「今はインターネットで何でも出来るけど、やっぱりこうして会ってお話してたまたま隣に居合わせた人と知り合って、繋がってって言う事がとても大事な事なのよ」
って言葉に人生の厚みを感じました。
最近、私自身イベント企画をしていたりするのだけど、それはやっぱり生に勝てるものはないなって。
インターネットが普及するにつれてどんどん反比例して人の温もりを欲する人が増えて、逆に誤摩化したものはインターネットには勝てないし、益々、音楽も愛も本物を求めていくと思うし、昔から大事なことやものは変わらないんだと思った。
何故お店の名前は「伊礼文」なんですか?スナックだと、ママの下の名前とかが主流だったりしませんか?と、
「私、誕生日が11月1日なのよ~だから、イレブンで伊礼文なのよ~1日はちょっと省いちゃったけどね~」
私も、一並びなんです~って言ったら、あら!良く来るお客さんと同じ誕生日だわ ~メールしようかな~っとハイテンションのママでした。
なんだかざわついてた心がママさんに会って穏やかになった。自宅のようにくつろいでしまいました。
また、ママさんに会いにいこうっと。
くりはら・ゆう
12月23日(火祝)
「WONDER WORLD vol.3」
@北堀江vijon(大阪)
【LIVE】
・細胞彼女・SAWA・珠麟(日南響子)・せのしすたぁ・ミライスカート・吉河順央・栗原ゆう and more…
【DJ】
・フクモトヒロスケ(GOOD ROCKS!)・田辺ユウキ・心斎橋てるお
■チケット
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002140101P0030001