こんにちは、藤田です。
中々春が来そうで来ない、じれったい毎日ですね。
はやくあのポカポカに触れたいものです。
現在ぼくのバンド・ホタバンは全国ツアー中。その合間を縫って新作のレコーディングもスタート!
さらには地元のティーンズバンド・赤色のグリッターのサウンドディレクションも担当することになり、
うれしい悲鳴が止まらない毎日です、、、!
2014年、何やらただならぬことが巻き起こりまくる雰囲気、ぷんぷんしておりますぞ。
(ツアー先の淡路島で一目惚れ。実は幼少の頃少しだけ住んでいたんです、淡路島。)
《ヒカリデッキかしわ〜プロジェクションマッピングと街の融合〜》
昨年末、柏の街は全国でも中々例を見ないイベントを駅前広場のど真ん中で行い、3日間で延べ15000人もの集客を得ました。
それは「ヒカリデッキかしわ」と名づけられた今話題のプロジェクションマッピング(東京駅のそれは余りにも有名ですね)を使った催しです。
その時の映像がアップされています。感動やスケールはこの動画を観ていただければ一目瞭然です。
当然のごとく全国から注目が集まりました。
いつもは人々が行き交う日常の駅前広場がこの日だけは非日常〜夢のステージ〜に。
区画整理されたデッキの上に、電子チケットというこれまた最新の技術を使って抽選予約を済ませた様々な世代のオーディエンスたちが集います。
見慣れたそごうの建物に投影される光のショーと幻想的な音楽が、集まった人々の心を奪い、歓声があがったりそのスケールに圧倒されたような静けさが訪れたり。
ここ10年でもっとも刺激的で知的な街中エンタテイメントでした。
こんなワイルドかつ夢のあるイベントをやってのけてしまう柏市の人たちを見て、
ぼくはなんて面白くてぶっ飛んだ街なんだとまた改めて胸をはれたし、
このイベントに柏の若く新しい市長さん、秋山氏がもっとも先陣を切って関わっていることに驚きと感動を覚えました。
同時にとても興味が湧きました。
「あの秋山さんという市長さん、きっと相当おもしろい、パンクな人に違いないぞ」
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《おもしろいことを分かち合うための”I dear”、楽しむための”You more”》
つい先日、ぼくがこの秋実現させようとしている柏初の街中回遊音楽サーキットフェス”KASHIWA MUSIC SUN”を実行すべく集まったチームの合同ミーティングが行われました。
偶然にもこのチームには伝説的イベント”ひかりデッキかしわ”を成功させたその時の重要人物たちも多く含まれています。
WEBプロモーションチーム、電子チケットチーム、ぼくを中心とするライブハウス実行委員チーム、そしてまさかの市長・秋山さんも参加です。
ぼくはこの秋山さんとお話し出来るのが本当に楽しみでした。
イチ・街のバンドマンが市長とお話し出来る機会なんて滅多にあることじゃないです。
今も変換したら”試聴”って出ましたし。
少し気持ち大きく構えて行ったぼくを、秋山さんはいとも簡単に壊してくれました。
壁が全くないのです。
常にぼくを一人の人間として職業や年齢関係なく、まっすぐに捉えて目を見て話す。
ひとつひとつの話にしっかりと頷き、そしてまた的確なエネルギーがキャッチボールで返ってくる。
ちょっとこれには深い感動を覚えました。
なるほどなぁ、こういう素晴らしい人間だからこそこの街であんなにドリーミーなイベントが成功出来たんだ。。。
秋山さんはMUSIC SUNにとても興味を示してくださっていて、
「新しいことなら とにかくやってみよう!」
とこれ以上ない前向きな考えをもらうことが出来ました。
街全体を巻き込んでたった一日でいい、柏を音楽まみれにしたい。
ぼくのこの考えにおいてやはり”市長”という味方はどこまでも重要な存在なのです。
街の「顔」なのです。そしてそれが秋山さんにおいての”プロフェッショナル”なのです。
このチームには他にもプロフェッショナルたちが数多く存在します。
それぞれが各分野において「誰にも出来ない何か」を持っている人間たち。
ミーティングにおけるアイデアもひとつひとつが興味深すぎて、
拾い切れるのかが心配なくらい次から次へと斬新かつ新鮮なワードが
飛び交ってはまた反応し合って精度を高めて行きます。
特筆すべきはWEBチームの柔軟性と独創性でした。
時代の最先端をいく彼らの発想は同時にとても普遍的でピュアです。
ひとつ具体例として、今とてもホットなこの作品があがりました。
ダフトパンクとのコラボレーションで一躍時の顔となったファレルの新作「HAPPY」という楽曲の
24h HAPPYという企画です。
世界共通の「ハッピー・デイ」企画として、自分自身の「ハッピー」な映像や写真を投稿&シェアするサイトが公開。
事前にメール・アドレスを登録し、各国の3/20(木)正午から24時間の間に、自分自身のハッピーな映像や写真を投稿、世界中で「ハッピー」をシェアしよう、というなんとも素敵な企画です。
ミュージックビデオもすでに世界中の様々な時間帯から垣根を超えてつなげられた映像で24時間分アップされていて非常に興味深いです。
この情報社会において、
今そこで何かが起きているというリアルタイムな事件性、
そしてそれを分かち合える、共有出来るという魅力、
そこにひとつ
街という日常と非日常がいつも隣り合わせにあるこれ以上ない素敵な舞台を組み合わせて
何か一つおもしろいモデルケースはつくれないだろうか?
このHAPPYプロジェクトに溢れる、まさに「太陽」のような
人と人を繋ぐエネルギーに感化されてぼくらのMUSIC SUNもまたひとつ動き出すことが出来ました。
柏という街にしかないロケーションで、
音楽とサーキットフェスを組み合わせて何が出来るのか。
このたった一日だけは「底抜けに面白いことがやれる日、解放される日」
アイデアがユーモアと結びつく瞬間。
約5時間に及ぶ白熱のミーティングでした。
誰しもがこのサーキットフェスを、”まだ誰も見たことのない、やったことのないスタイルのフェス”
にしようと意気揚々です。
それがうれしかったんだ。
大好きな街が”パイオニア”になるという歓び。
これはひとつの誇りであるし、
この街に住んでいてよかったなという安心にもつながる。
それはとても太陽の持つエネルギーに似ていると思うんです。
朝起きて、家の外に出て、雲一つない青空が広がっている時のあの気持ち良さ!
太陽に全てをゆるされる、あの清々しさ!
(MUSIC SUNミーティング記念撮影。一番右がスーパー市長の秋山さんです!)
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まだまだスタートしたばかりのこのMUSIC SUNですが、
本番を迎える10月にはいったいどんな企画ないように進化して実際に行われることになるのか。
今からワクワクドキドキが止まりません。
ぼくが音楽活動の10年を共にしたこの街にあたらしいメロディの苗を植えるような気持ちです。
また次の10年へとつながる花を咲かせることが出来るように、今はしっかりと地ならしをがんばりたいと思う次第!
そうです。
いいことばかりではなかったこの1ヶ月。
みなさんご存知の通り、柏でとても残念な事件が起きてしまいました。
連日ニュースで放映される通い慣れた道の変わり果てた風景に、
街の誰もが恐怖と不安と無念を抱えて暮らした数日間。
かならずまた太陽は昇る。
そう信じてまっすぐに生きて行くことの大切さを改めて思い知らされました。
被害者の方のご冥福を心からお祈り致します。
ぼくの役割はこの街を、音楽を通して元気にすること。
前を向いて進んで行くこと!
次回は冒頭でも触れましたが、柏の街にまだ高校を卒業したばかりのニューヒーローたちが彗星のごとく登場したので、
その紹介を兼ねてぼくのこの10年も振り返りつつ柏のあたらしいバンドシーンに想いを馳せていきたいと思います!
どうも、柏の逢いにいけるボーカリストこと藤田でした!
AZASU!
(柏の救世主10代バンド赤色のグリッターと藤田です。実は先日このチームでレコーディングを終え、、、)
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藤田竜史●フジタ・リュウジ
ホタルライトヒルズバンドのボーカル。
大阪出身柏育ちの1985boy。水瓶座O型。
Cafe Line Records/柏Music Sun実行委員/ビートルズ/黄色/スタジオジブリ/蕎麦/秩父鉄道/wilco/カバヤ/ゆず/宮沢賢治/