今回の１枚目は１９９２年の作品。
田原俊彦「雨が叫んでる」
トシちゃんこと田原俊彦の４２枚目のシングルであり、ミスタージバゴのカバー曲。
ジャケで何となく笑ってしまうのはご愛敬。
最近のトシちゃんは変なプライドが無く、バラエティーでも良く見かけるが、
当時のトシちゃんは人気ナンバー１タレントから「ＢＩＧ」発言の影響で人気がガタ落ち、
各方面から干され大変な時期だったハズ。
この曲が主題歌だった「逃亡者」というドラマでは本人主演、赤井英和・八千草薫、和久井映見、益岡徹等
豪華メンツながら視聴率は低調だった。内容も・・・・・。
と言いながらも自分はドラマも見て、ＣＤも買い、ドラマサントラも購入した。
ちなみにドラマサントラを担当していたのが、当時フジテレビのドラマＢＧＭを頻繁にやっていたニッキーホプキンス。（誰だよ！的な感じですが）
まぁ、恥ずかしながら、どっぷり嵌っていたわけです。
カップリングは「夕やけに帰ろう」という曲で、作曲は玉置浩二。
正直こちらの方が良曲であった。
（８センチお宝度４５％)
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２枚目は今の時代ではありえないタイトル。
１９９３年の作品、国武万理の「ポケベルが鳴らなくて」
ドラマも同タイトルであった。
国武万里「ポケベルが鳴らなくて」
１９９２年に秋元康プロデュースによりデビューしている が、この曲で大ブレイク。
裕木 奈江、緒形 拳、坂井真紀、池田聡、そし てこのドラマが初出演となった高橋克典等
こちらも豪華メンバーであるが視聴率は低調だった。もちろん内容も・・・・・。
またこのドラマのおかげで裕木奈江が大大バッシング を受け、これを気に人気が急降下。
今思うと何故バッシングを受けたのかハッキリとわからない。
当時はオールナイトニッポンのパーソナリティーをやっていた裕木奈江だったが、
ハガキ を読まれると「頭ナデナデ券」が貰えた。
（どこかで裕木奈江と遭遇した場合 に、その名の通り、頭を撫でてもらえる券であった）
あと、ラジオとは思えない程のテンポの進行で放送事故ギリギリだった。
この曲も、ドラマも、今の若者には何が何やら、意味がわからないタイトルのはずである。
ちなみに国武万理の読みは「クニタケマリ」であるが、ウッチャンナンチャンのウッチャンは
しきりに「クニタケバンリ」と言っていたのを鮮明に覚えている。
この年 の第３５回日本レコード大賞新人賞を受賞（最優秀新人賞は「Get Along Together」の山根康広）したが、
この曲以外はまったくヒットしなかった。
１９９７年にはレコード会社を移籍し、芸名 を一時的に「国武まり」に変えたこともあった。
（８センチお宝度５５％）
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今回のラストは1991年リリースものである。
楠瀬誠志郎「ほっとけないよ」
ドラマ「ADブギ」主題歌で あった。
楠瀬誠志郎「ほっとけないよ」
この方は山下達郎さんのコーラスをやるなど、実力派シンガーソングライターであるが、
当時、思春期真っただ中の中学生だった自分は周りも含め、アーティスト名にかなりザワザワした事を覚えている。
特に誠志郎（セイシロウ）の部分。
しかも歌番組で歌う際、笑顔１２０％だった為、満面の笑みを見せる友達に「楠瀬誠志郎かっ！」とツッコミを入れていた程、笑顔＝楠瀬誠志郎というものが浸透していた。
ドラ マも加勢大周、浜田雅功、的場浩 司、浅香唯出 演でかなり話題となり、
この曲は70万枚以上の売り上げを獲得。
本人最大のヒットとなった。
ちなみに本人がフジテレビの音楽番組「HEY!HEY!HEY!」に出演し、こ の歌を披露したが、
その際、当初はこの曲を、この番組の司会者であり、「ADブギ」にも出演していたダ ウンタウンの浜田雅功が歌う予定であっ たという事を告白していた。
（８センチお宝度４５％）
まつお・ゆうき●1977年2月24日生まれ。 佐世保出身 現在は福岡在住。職業：あるレコード会社の宣伝。音楽業界に居れる事に幸せを感じるのです。学生時代はお小遣いすべてをCD購入に使っていた為、当時の親友からは「お前は将来CDショップの店長やな」と言われる始末。８センチCD所有数は約７５０枚（うち折ってしまいコンパクトにした枚数30枚）。９０年代J-POPの小ネタが大好きで今でも小出しにする事があるが若い人達にはわかってもらえない事もしばしば。他に甲子園（特に智辯和歌山）・みそ汁・白いご飯・スキニーパンツが好物。ちなみに人生で初めて観たライブはまさかの柳葉敏郎(ギバちゃん)
