先日、某新年会で初めてお会いした、大石蘭さん。

現役東大生で文章やイラストを書いているという22歳の女の子。

MILKのワンピースを可愛く着こなした彼女と名刺交換をし、

「spoon.2月号」で書いてるので読んでみてください!とのことでしたので

早速、読ませていただきました。

彼女が手がけたのは声優・上坂すみれさんのドキュメンタリー小説『思春期と装甲』。

色合いも構図も素敵な自身のイラスト付きで、

丹念に取材され、そしてすみれさんと同世代である自分自身を重ねながら綴られたのであろう文章。

「ここではないどこか」に想いを馳せ、教室の中で孤独を感じながら、

自分だけの、たったひとつの夢に生かされ、叶えていく。

その様子が、まるで読み手が体験しているかのごとくリアルに描かれていて、

胸が締め付けられるような思いがしました。

8ページものボリュームのある内容ですし、文章だけではもしかしたら重くなるページも、

甘い砂糖菓子のような色使いのイラストがファンタジックに施されることで、

それこそ、現実と空想を行き来する声優というお仕事そのものを表しているような文と絵の構成。

東大生で文章が書けてイラストも書けてご本人も可愛いって最強じゃないすか、大石蘭さん。

この「spoon.2月号」全体における

「声優属性:声優になりたい女の子大量発生中の理由を探る」というテーマも実に興味深かったです。

AKB48のメンバーが既にアイドルとして人気を得ているのに、

何故そんなに多くの子が声優になりたがるのか、とかね。確かにね。

大石蘭さんはしかも福岡出身だそうで。同郷~。これからも注目していきたいです。